Dさん:理学療法士

① この事業所のいい点は何ですか?

・とても協力的な職員さんに囲まれて、結束力を感じます。

・事業所の中は、とても和やかな雰囲気で障害や認知症がある方も落ち着いて過ごせる環境かなと思います。職員の方々が、そういう雰囲気を大事にしていることも伝わってきます。職員が作る雰囲気がいいので、自然といい雰囲気が流れるのだと思います。

・当たり前の事かもしれませんが、普段から観察(動き、表情、顔色、容姿、創傷)していないと気付かない変化に気付ける、流石だと思います!日々のご利用者さんの観察がしっかりできている事だと思います。

② そのエピソードはありますか?

・職員さんの急なお休みがでても、その職員さんの状態や状況を心配する声が最初にでてくるところなどは、素晴らしいと感じます!

そんな職員さんに囲まれて仕事ができることを幸せに思いますし、協力的な職員さんに心から感謝しています!

・一例ですが、前髪で隠れているような箇所の傷など、来所時すぐに気づいたりされるところを見たりすると、「よくこのような箇所の傷に気づいたな〜、すごいな〜」と敬服します。

③ この仕事の最もやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?

・ご利用者さんをリハビリしていく中で、痛みが取れたとき、姿勢が変化したとき、動作が改善したとき、進行を予防し状態をキープできているときなどに「痛くなくなった」「良くなってきた」「軽くなった」「(リハビリ)してもらいよるけん良いとよ」「リハビリは大事」など言われた時は最高に感じます。そして、リハビリの必要性を体感・体験・経験から休まずにご利用して頂いたり、ご自身で取り組まれている姿をみると、自身もパワーをもらえますし、やる気がみなぎってきます。更なる向上心につながり、私自身の中でも良い循環が生まれます。

・ご家族から、リハビリをしてもらっているから「動きがいい」「衰えない」「維持できている」など言われると有難いですし、ご利用者さんとご家族の在宅生活をサポートできているという事、これが私たちができる社会貢献なのだということを実感します。

④ 会社の雰囲気はどうですか?

・事業所の中は、和やかで落ち着く雰囲気で、障害や認知症がある方も落ち着いて過ごせる環境かなと思いますし、職員一人一人そういう雰囲気を大事にしていることが伝わってきます。職員間のコミュニケーションも多く、良い意味で和気藹々とした楽しい雰囲気で、仕事しやすい環境だと思います。

・女性職員さんが9割を占めているので、女性は女性同士共感できることは多いと思います。例えば、お子さんの急な発熱や体調不良もありますが、共感・理解してもらいやすい環境だと言えます。職員さんの言葉ですが、「子どもが小さい時は、周りに助けてもらった」などの声をたくさん聞きます。協力的な会社・事業所の雰囲気というものは居心地の良いものです。

⑤ この事業所で働く理由は何ですか?

・小規模デイサービスでリハビリに特化している事業所なので、お一人お一人に密着しながら、長期に関わっていくことができるというところが魅力です。

 病院では入院期間が限られていたりしますし、類似サービスにデイケア(通所リハビリテーション)がありますが、理学療法士などのリハビリ専門職が当然ながら配置されておりリハビリテーションを目的にご利用される方がほとんどで、当たり前にリハビリテーションを受けることができます。

 しかしながら、デイサービスでは理学療法士などのリハビリ専門職が配置されていることは極稀で、全国で1割に満たない状況です。9割の事業所では主に看護師さんがリハビリテーションを提供していることが多いと言えます。笑顔の家は、理学療法士を配置している全国的にも希少な事業所と言えます。デイサービスでリハビリテーションを提供することは、知って頂くきっかけになり体験・経験して頂けますし、デイケアに比べるとコスト的にも安価なので、ご利用者さんにとっては大きなメリットだと思います。

 そして、在宅生活が続く限り長期的に関わっていく事ができます。長期に携わり、観ていかないと体験・経験できないこともあります。その期間の中で得られる経験や知見、研究の成果はここでしか得ることができません。この経験は、生活期におけるたくさんの方々をサポートしていくための糧となると確信を持って言えます。

・したいこと、やりたいこと、やっていきたいことなどがあると思いますが、この事業所は小規模なので、職員の話し合いや相談で即決・即行動が可能という、動きやすさ、身軽さ、取り回しのしやすさも魅力的だと思います。事業所が大規模になるほど、煩雑な連絡網と過程が必要です。この事業所は、社長をはじめ管理職が一堂に集まっているので、率直に話が早いというのは小規模事業所の大きなメリットだと思います。

・介護報酬改定の度に厳しさを増していく介護保険制度です。国は介護保険制度の維持・継続性という観点でも改定を行っており、この事から感じる事としては、介護保険制度の限界です。介護保険制度だけに頼らない取り組みが必要だと私は思います。介護保険事業所も単に介護だけをやっていればいい時代ではなくなってきたと言えます。私は一医療・介護従事者であり病院など大規模なところでしか働いたことはありませんが、創業4年目のこの会社が介護保険事業所としてだけではなく、株式会社としてどのように変化していくのか、そこに携わり経験していけるというのは、やりがいだと思いますし、とても楽しみです。小規模の会社からの成長戦略をいかにしていくか、この会社ならではのチャレンジをしていきたいと思います。

⑥仕事を通じて得られるベネフィット、身につくスキルは何ですか?

・疾患、病気の回復段階を、急性期・回復期・生活期の3期に分けられますが、デイサービスというところは生活期にあたり、この期間のリハビリテーションを生活期リハビリテーションと言いますが、この生活期リハビリテーションで最も重要な視点として、機能向上(身体機能・認知機能・精神機能・活動性・社会性)と予防(疾患・身体機能・認知機能・精神機能・活動性・社会性)がありますが、疾患の予防、身体機能・精神機能・活動(動作能力)・社会性(社会参加)のどれもを高い次元で予防・維持・向上できてこそ、人として質の高い生活を送ることができるということになります。これらの視点で、私たちの対応が及ぶ範囲でしっかりアプローチできていれば、極端に言えば急性期や回復期を経験せずに済むわけですし、医療費の削減(医療費を必要とされている方に分配)にもつながるわけですが、ざっくりいうとご利用者さんにいかにこれらを経験させずにしていくかという考えや対応が身につきますし、お一人お一人の身体の状態に応じた予防の方法も分かってきますし、共通点も分かってきます。週1日〜週、5日というスパンで、数年という長期にわたって関わるからこそ見えてくるものだと思います。理学療法士という職業でデイサービスという場所だからこそ体験・経験できる事で、これがやりがいだと思います。

・職業病ですが、通りすがりの高齢者の姿勢を観察すると痛みがありそうな箇所がわかったりします。それと同時に、私であればどういうリハビリをするかをイメージして考えます。(笑)

⑦笑顔の家で大切にしていること!目指していること!

「笑顔の家」という名のとおり、ご利用者さまの「笑顔」をまもり、「笑顔」が増えることを大切にしています!

それは、「笑う」という表情にかぎったことではなく、心もお体も満たされた状態であることを含んでいます。理学療法士として、ご利用者さまの今後を見据えたお体の機能向上とケア、そして在宅介護をされているご家族さまの支えとなることを心掛けながら、関わるすべての方の心と体が「笑顔」になれるようにしていきたいと思います!

そして「100年時代」と言われる今、いつまでも「笑顔」でいられるようにご利用者さまとのかかわりを一日一日を大切にし、そしていつまでも「笑顔」でいる「100歳」のご利用者さまを「笑顔の家」で増やしていくことが、理学療法士である私の目標です!

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